COLUMNコラム

底冷えしやすい季節の前に!飲食店の足元の寒さ対策

厳しい暑さだった夏が終わり、徐々に肌寒い日が増えてくるこの季節。お客様が快適に食事を楽しめるよう、店内の空調管理は重要です。見逃しがちなのが、足元の寒さ対策。暖かい空気は上に向かい、冷たい空気は下に溜まるため、暖房を効かせているつもりでも足元はひんやり……なんてことも意外と多いです。そこで今回は、飲食店で取り組みたい足元の寒さ対策についてご紹介します。

ブランケットや電気毛布を用意

寒い季節には、お客様に貸し出せるブランケットや電気毛布を用意しておくと喜ばれます。特に女性は冷え性に悩む方も多いため、女性をターゲットとした飲食店こそ用意しておきたいアイテムです。電気毛布は、USB式や充電式などコードレスのものだとどの席でも使用しやすく便利です。安心して使ってもらえるように、使用後は洗濯・消毒し、コロナ対策も徹底しましょう。

サーキュレーターを活用する

足元まで温めるためには、サーキュレーターを活用するのがおすすめです。暖かい空気は上に上がるため、天井付近にサーキュレーターを設置することで空気を循環させ、効率よく店内全体を温められます。電気代の高騰が懸念される今年の冬、節電対策としても取り入れたい方法です。

底冷えしづらい床材を選ぶ

足元の底冷えを防ぐには、底冷えしづらい床材を選ぶことも重要なポイントです。タイルカーペットや無垢材フローリングなどは保湿性に優れており、冬でも足元が冷えにくいです。反対に磁器タイルや大理石、コンクリートは底冷えしやすい素材なので、こうした素材を選ぶ場合はより徹底した寒さ対策が必要となるでしょう。客席に床暖房を導入するのもひとつの手です。

底冷えを防いで冬でも快適な飲食店に

今回は、飲食店で取り組みたい足元の寒さ対策についてご紹介しました。せっかくおいしい料理や良いサービスを提供していても、店内が寒いとマイナスイメージになってしまいます。足元の冷えまでしっかりと対策し、冬でも快適な飲食店を目指しましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。