COLUMNコラム

今こそ実践したい!飲食店の電気代節約のポイント

昨今話題となっている、止まらない電気代の高騰。厨房機器や空調で多くの電気を使う飲食店にとっては、収益に大きく関わる問題ですよね。料理やサービスの質は維持しつつ、何とか少しでも電気代を抑えたいもの。そこで今回は、電気代が高騰している今こそ実践したい電気代節約のポイントについてご紹介します。

照明の管理を徹底する

電気代節約の基本は、「余分な電気を使わない」ことです。スタッフ全員が節電の意識を持ち、照明の管理を徹底しましょう。まず見直したいのが、スタッフルームやバックヤードなどお客様に直接関わりのない場所の節電です。誰も居ないのに電気がつけっぱなしになることがないよう、「最後に出た人が必ず電気を消す」と習慣づけましょう。電気のスイッチの近くなど目につきやすい箇所に、節電を促す張り紙をしておくのも効果的です。

また客席も、ピーク時以外はお客様の入り具合に合わせて照明を管理すると良いでしょう。例えば平日ランチタイムはテーブル席のみ電気をつけて、座敷席は消灯しておけば余分な電気代をカットできます。

LED照明に替える

蛍光灯や白熱灯を利用している方は、LED照明へ切り替えるだけでも大幅な節電となります。LEDの消費電力は、白熱電球の約20%、蛍光灯の約30%、水銀灯の25%と言われています。またLEDは寿命が長く、交換の手間がかからないのも魅力です。白熱電球の寿命が1,000~2,000時間程度、電球型蛍光灯の寿命が13,000時間程度なのに対して、LEDは40,000時点灯すると言われています。購入コストはかさむものの、長い目で見たら早めにLEDに交換しておくことで確実に電気代の削減が期待できます。

省電力型の機材を使う

電化製品は、発売時期によって消費電力量が大きく異なります。特に厨房機器やエアコンなどはその差が大きく、10年以上前のものを使用している場合は電気代が高くなりがちです。電気代を抑えるなら、省電力型の機材を使うのがおすすめです。とはいえ高額な厨房機器となると気軽にすべてを買い替えるのは難しいもの。費用対効果を考え、リースや中古品も検討すると良いでしょう。

節電を意識して電気代高騰を乗り切ろう

今回は、飲食店の電気代節約のポイントについてご紹介しました。昨今は電気代だけでなく、ガスや食材などさまざまなものが値上がりしています。飲食店にとっては厳しい時代ですが、節電に取り組み少しでも負担を軽減して乗り越えましょう。

クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。