COLUMNコラム
町を味方に。地域活性化につながる飲食店づくり
競合の激しい飲食業界で生き残るために、「他の飲食店と差別化して戦わねば」と意気込んでいる経営者の方は多いのではないでしょうか。しかし同じ地域の中では、客を奪いあうのではなく、協力し合って地域を活性化し「母数を増やす」という戦い方もあります。今回は、地域活性化につながる飲食店づくりについてご紹介します。
地域の特産物を使ったメニュー
まず取り組みやすいのが、地域の特産物を使ったメニューづくりです。地域の代表的な特産物のほか、生産量が少なくても他の地域にはない独特なものを使うのもおすすめです。地元の住民にとってはありふれた食材や食文化でも、他の地域から訪れたお客様にとっては目新しいものとして受け入れられる可能性があります。お店ならではの特色を活かした調理法に工夫を凝らすことで、地元の住民にも土地の魅力を再発見するきっかけにしてもらえます。
近隣のお店とのコラボ企画を開催
ひとつのお店でできることは限られますが、近隣のお店とコラボ企画を実施することで更なる地域活性化の効果が期待できます。例えば、お花屋さんとコラボして店内を装飾してもらう、ケーキ屋さんのスイーツをデザートとして提供する、イベントで焼き菓子を提供するなどがあります。業種の違う近隣のお店とコラボすると、新たなアイデアが生まれ人の流れができるでしょう。
居抜き物件の雰囲気を活かす
近年では少子高齢化に伴い、人気のある老舗飲食店でも、後継者不足を理由に店を閉じるケースが増えています。そこで飲食店を開業する際に、居抜き物件を選び、その雰囲気や味を活かすというのもひとつの手です。街に馴染みやすく、常連のお客様がいれば新しいお店になっても認知してもらいやすいというメリットがあります。また内装や外装にあまり手を加えない分、初期コストが抑えられるのも魅力です。
地域活性化で街を味方につけよう
今回は、地域活性化につながる飲食店づくりについてご紹介しました。人口減少と高齢化が大きな課題となっている地域も多い現代。ほかのお店と協力しながら地域活性化に取り組むことで、街全体に活気が生まれ、売上アップにつながります。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。