COLUMNコラム
商業施設への出店はアリ?飲食店の立地戦略としての考え方
飲食店の開業や多店舗展開を考えるうえで、「どこに出店するか」は非常に重要なテーマです。立地によって売上やブランドの成長スピードが大きく変わるため、慎重な判断が求められます。
その中で選択肢の一つとなるのが、商業施設への出店です。路面店とは異なる特徴を持つため、メリットとデメリットを正しく理解することが欠かせません。
本記事では、商業施設に出店する際に押さえておきたいポイントを解説します。これから飲食店開業をお考えのオーナー様は、ぜひ本記事をご参考ください。
商業施設ならではの強みとは
商業施設に出店する最大の魅力は、すでに人の流れができている環境に店舗を構えられる点です。
施設自体が集客力を持っているため、単独の路面店と比べて認知を獲得しやすく、オープン初期から一定の来店が見込めます。
また、施設ごとに来館者の層や利用シーンがある程度決まっているため、ターゲット設定がしやすいのも特徴です。ファミリー層が多いのか、ビジネス利用が中心なのかによって、メニューや価格帯の調整もしやすくなります。
ブランド価値の向上にもつながる
商業施設の中には、その施設自体がブランドとして認知されているケースもあります。
そうした場所に出店することで、「あの施設に入っている店」という形で信頼性が高まり、結果的にブランド力の向上につながることもあります。
将来的に多店舗展開を視野に入れている場合、この実績が次の出店にも良い影響を与える可能性があります。
営業の自由度が制限される点に注意
一方で、商業施設への出店には制約もあります。
代表的なのが、営業時間や営業日の制限です。施設全体の運営に合わせる必要があるため、自店舗だけの判断で営業スケジュールを決めることはできません。
例えば、深夜営業や定休日の設定など、業態によっては相性が合わない場合もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
施設ルールや運営方針への対応
商業施設では、施設全体の統一感や運営方針が重視されるため、各テナントにも一定のルールが求められます。
・施設主導の販促やイベントへの参加
・内装や看板に関するガイドライン
・オペレーションに関するルール
これらに対応する必要があるため、自由度の高い路面店とは違った運営スタイルになります。
ただし、こうした取り組みが集客につながる側面もあるため、前向きに活用する視点も大切です。
資金繰りの仕組みも事前に確認する
商業施設では、売上の管理方法が一般的な路面店と異なる場合があります。
施設側が売上を一括で管理し、後日テナントに支払う仕組みを採用しているケースも多く、日々の現金収入とは異なるキャッシュフローになります。
この仕組みを理解せずに出店すると、資金繰りに影響が出る可能性もあるため、契約前にしっかり確認しておくことが重要です。
店舗設計も施設条件に合わせて考える
商業施設内の店舗は、区画や設備条件があらかじめ決まっていることが多く、自由に設計できる範囲が限られる場合があります。
そのため、
・限られた区画内でのレイアウト設計
・施設導線を意識した入口計画
・周囲のテナントとのバランス
こうした視点を踏まえた設計が求められます。
まとめ
商業施設への出店は、集客力やブランド向上といったメリットがある一方で、営業時間や運営ルール、資金繰りなど独自の制約も存在します。これらを理解したうえで、自店舗のコンセプトや戦略に合っているかを判断することが大切です。
東京渋谷区を拠点におく店舗設計のクリアデザインでは、飲食店の立地特性に合わせた最適な店舗設計をサポートしています。商業施設への出店においても、条件を活かしながら魅力を最大化する空間づくりをご提案いたします。
無料でご相談も承っておりますので、店舗設計に強い設計事務所をお探しのオーナー様は、ぜひ一度クリアデザインまでご相談ください。