COLUMNコラム
おさらい!飲食店で独立するのにとっておきたい資格は?
開業準備が終盤に差し掛かった頃に「あの資格を取り忘れていた・・・!」なんてことがあれば、せっかく事業計画を立てていたとしても計画倒れしてしまいかねません。今回は、飲食店での開業をこれから目指す人も、今開業準備中の方も、もう一度おさらいしておきたい、飲食店で独立に必要な資格を一気にご紹介いたします。
食品衛生責任者
まずはやはり「食品衛生責任者」の資格。飲食店などの、食品の衛生管理の必要のある事業を行う場所において、食品衛生責任者の資格は必要不可欠です。
また、飲食店を開業するなら営業許可をもらうためにも必要な資格であり、有効期限はないので、早めにとっておくことをおすすめします。
「食品衛生責任者」は、17歳以上であれば、講習を受けることで取得することが可能で、講習は毎月数回行われており、受講料はだいたい1万円前後です。
ちなみに、既に調理師や栄養士などの資格を取得している場合には、食品衛生責任者と認定されます。
防火管理者
「防火管理者」は、大規模・高層の建物で、地震や火災などの被害を軽減させるために、防災管理に関する業務を行うために必要な資格
飲食店に関して言うと、全ての飲食店で必要な資格ではなく、比較的大きなお店をオープンしたい場合に、資格を取得する必要が生じることもあります。
この資格も食品衛生責任者と同様、講習を受講することで取得が可能で、受講日数は1日〜2日程度、費用も6500円〜7500円程度とされています。
注意点としては有効期限が五年間と定められている点に考慮が必要です。
調理師
飲食店を開業するなら、「調理師」の免許を持っていないといけないと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、実は「調理師」免許は持っていなくても飲食店の開業は可能です。
「調理師」の免許をとるメリットとしては、調理人としての技能資格を持っている、ということをお客様にアピールするための一つの手段にもなり、より高品質な食事の提供をイメージ付けることが可能です。よって、独立する際に、調理を行う必要のある店舗の開業を考えているのであれば、調理師の免許を取得するのもいいでしょう。
しかし、どちらかと言うと調理人としてステップアップしたい人向けで、開業して経営の部分に関わりたい、ということであれば不必要かもしれません。
栄養士
「栄養士」は国家資格である「管理栄養士」とは異なり、各都道府県知事が認定する資格のことです。内容としては、主に、食事のバランスに関する知識を習得し、献立の提案や調理方法の改善などを提案する仕事で、こちらも「調理師」の免許をもつメリットと同様に、「栄養士が考えた」ということで、料理にも付加価値がついたり、お客様に安心感を与えることができるメリットがあります。
こだわりの飲食店づくりなら
どのようなこだわりを持って、どのようなお客様をターゲットにするかによって、取得するべき免許も変わってきます。コミュニケーションを得意とするオーナー様であれば、料理の質にこだわらない方もいます。反して、個人経営だからこそ丁寧な食事をじっくりゆっくり味わって欲しい、というこだわりがあれば、調理師免許や栄養士の資格を取得することで信頼性も高まるでしょう。
お店づくりで大切なのは、自分がどのようなお店づくりをしたいか、自分がどのような部分に譲れないものを持っているのかを明確にすることです。
長く信頼関係を持つことができる「ファン」を獲得するためにも、そうした明確化したこだわりをお店の内装に反映させることも重要です。
クリアデザインでは、これまで600件以上の実績をもち、中でも飲食店の設計を得意としているため、ただ飲食店を営業できる設計ではなく、人と人が繋がる豊かな空間づくりの設計を目指して、オーナー様とのコミュニケーションを大切にしております。
無料相談も承っておりますので、是非一度お気軽にご相談ください。