COLUMNコラム
寒い季節でも欠かせない!飲食店の換気を効率的にするポイント
新型コロナウイルス感染防止のために、換気の必要性が高まっている昨今の飲食業界。しかし、冬は換気をすると店内に冷たい風が吹き込んでしまい、お客様が快適に過ごせなくなる恐れもあります。なるべく快適さは保ったまま、コロナ対策は万全にしたいもの。そこで今回は、換気を効率的にするポイントについてご紹介します。
##対角線上の扉を開ける
できるだけ短時間で室内の空気を入れ替えるためには、対角線上の扉を開けるのがポイントです。空気の入口となる扉を小さく開き、出口となる扉や窓は大きく開けることで、空気の流れが生まれて効率的に空気を入れ替えられます。窓が1つ、もしくは窓がないというお店は、扇風機やサーキュレータなどを置くことで空気の流れをつくりましょう。
換気時間よりも回数を重視
「なるべく長い時間換気した方がしっかり空気を入れ替えられそう」と思うかもしれませんが、実は換気は時間よりも回数が重要なのです。厚生労働省の「換気の悪い密閉空間を改善するための換気の方法」では、1時間に2回(30分に1回)以上、数分間程度、窓を全開にして行う換気が推奨されています。つまり1時間に1回10分の換気をするよりも、1時間に2回5分の換気を行う方が効果的なのです。従業員と換気のタイミングを共有し、厨房にタイマーをセットしておけば忘れずに換気できます。
足元のヒーターやブランケットで温かく
換気をするとどうしても店内の気温が下がってしまうので、冷えやすい足元にヒーターを設置したり、ブランケットを貸し出したりして、お客様が快適に過ごせるように工夫を凝らしましょう。ブランケットは一度使ったら洗濯し、コロナ対策も万全にする必要があります。サービスで使い捨てカイロを配れば、お店のブランケットに抵抗がある方も安心です。SNSや公式HPなどで厚着や羽織り物の用意を呼びかけるのもひとつの手です。
効率的に換気を行い、安心で快適な空間に
今回は、換気を効率的にするポイントについてご紹介しました。お客様と従業員の身の安全を守るためには、換気は欠かせないコロナ対策です。お店の快適さを損なわないために、なるべく短時間で効率的に換気を行いましょう。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。