COLUMNコラム
子どもも大人も夢中で楽しめる!最新「体験型飲食店」のススメ
飲食業界で集客力をアップするには、他店との差別化が必要不可欠です。とはいえ次々に新しい飲食店が開業していく中で、オリジナリティあるサービスやメニューを生み出すのはなかなか難しいですよね。そこでおすすめなのが、「体験型飲食店」にすることです。今回は、体験型飲食店とはどのようなものか、その魅力をご紹介します。
「体験型飲食店」とは?
体験型飲食店とは、飲食店の空間やメニューだけでなく、お客様に体験を提供して、お店で過ごす時間そのものを楽しんでいただく形態のことを指します。
2000年以降に成人を迎える年齢となる「ミレニアル世代」と呼ばれる層は、何事においても「体験」を重視すると言われています。その後の世代である1996年~2015年頃に生まれた「Z世代」も、同じくモノより体験を重視する傾向が強いです。こうした層を呼び込むためにも、「体験型飲食店」としての取り組みを強化するお店が少しずつ増加しています。
例えば、焼肉食べ放題のお店では、ショーケースで肉を選ぶ対面販売式を導入し、「魅せて選ぶ」スタイルで提供しています。またある海鮮居酒屋では、店内にある大きな生け簀から魚を釣り、その場で調理して食べられる体験を提供しています。
他のお店との差別化に
体験型飲食店にすることで、新たな購買体験を提供し、他のお店との差別化を図れます。特に体験を重視するミレニアル世代やZ世代からは高い支持を見込めるため、SNS等で話題が広まれば集客力もアップするでしょう。
人件費の削減に
体験型飲食店では、スタッフにとってはいつも通りの作業がお客様にとって魅力的な体験になるパターンが多く、人件費の削減にも効果的です。例えばメニューをずらりと並んでビュッフェ形式にすると、スタッフにとっては「注文を伺って運ぶ」という手間が省けますし、お客様にとっては楽しい体験となります。
既存のメニューを「体験型」に
いきなりお店全体を体験型するのは、店内の空間デザインを大きく変更する必要がありハードルが高いです。しかし、一部のメニューに体験を取り入れることもできます。例えば卓上コンロを用意して焼く工程だけをお客さんにお任せしたり、盛り付けをお客さん自身で行ってもらったり……工夫次第で既存のメニューも体験型になります。
新たなワクワクを提供する体験型飲食店
今回は、体験型飲食店とはどのようなものか、その魅力をご紹介しました。体験型飲食店にすることで、他店との差別化を図り、家族や若い層など新たな客層に向けての集客力がアップします。一部のメニューに体験を取り入れることもできるため、ぜひ挑戦してみてください。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。