COLUMNコラム
梅雨を快適に乗り切る!飲食店の湿気対策
ジメジメと湿度が高くなり、カビや臭いが気になる梅雨。清潔感が大切な飲食店においては、嫌な季節ですよね。お客様に快適な環境で食事をしていただくためにも、梅雨を迎える前に湿気対策を完璧にしておきたいところ。そこで今回は、飲食店の湿気対策のポイントをご紹介します。
換気で室内に湿気がこもるのを防ぐ
梅雨を快適に乗り切るためにまず大切なのが、換気です。近年は感染症対策のため、どこの飲食店でも換気を徹底していますが、換気は湿気対策にも効果的です。換気が不十分だと、店内に湿気がこもりやすくなり、結露が発生したり嫌な臭いを感じたりします。
飲食店で効率的に換気を行うには、時間よりも回数を意識して、短時間でこまめに換気することが大切です。窓や入口のドアなどできれば2箇所以上を開放することで、短時間でも空気が入れ替わります。
家具は隙間を空けて配置する
棚やテーブル、ソファなど、家具は隙間を空けて配置しましょう。隙間なくぴったりと配置してあると、空気が循環しづらくなり、湿気がこもってしまいます。室内に置く家具や物の量を調整し、空気の通り道ができるよう配置しましょう。また家具同士だけでなく、壁からも隙間を空けて配置することが大切です。
建物の気密性を高める
これからお店づくりを検討されている場合は、「建物の気密性を高める」ことも重要です。気密性が低い建物だと、室内でどれだけ湿気対策をしても外から湿気が入ってきてしまい、根本的に解決することはできません。気密性を高め、建物の隙間を減らして外気の侵入を防ぐことで、梅雨だけでなく年中快適に過ごせます。冷暖房の効率が良くなるため、電気代の節約にもつながります。
飲食店の梅雨を快適に乗り切ろう
今回は、飲食店の湿気対策のポイントをご紹介しました。湿気は放っておくとカビやダニが発生しやすくなり、健康に害を及ぼすだけでなく建物にも悪影響です。梅雨の時期は普段よりもさらに換気を徹底し、家具や物同士の間隔を空けて空気の通り道を作りましょう。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。