COLUMNコラム
飲食店のトイレ空間を魅力的に。造作洗面台のボウルタイプの選び方
飲食店において、「トイレ空間が快適であること」を重視するお客様は多いです。トイレ空間もこだわって造られていると、お店のイメージアップにつながります。トイレ空間をおしゃれにするためにぜひ取り入れたいのが、造作洗面台です。造作洗面台と一口に言ってもさまざまな種類があり、見た目や使い勝手が大きく異なります。そこで今回は、造作洗面台のボウルタイプの選び方についてご紹介します。
ベッセルタイプ(置き型)
ベッセルタイプとは、カウンターの上に洗面ボウルを設置するタイプのことです。ボウルの形状は丸や四角などさまざまなものを選べて、自由度が高いためより理想のデザインを実現できます。またボウルの存在感が高まり、洗練された雰囲気を演出できます。ボウルを埋め込まない分、カウンター下の収納スペースが十分に確保できるため、備品を収納する際も便利です。しかし洗面ボウルとカウンターの間に隙間が発生するため、掃除がしにくい点がデメリットです。
カウンター一体型
カウンター一体型は、ボウルとカウンターに継ぎ目のなく、一体化したデザインのことです。さっとひと拭きで掃除ができて、お手入れが簡単なことがメリットです。またフラットなカウンターで、すっきりとした空間を演出できます。 カウンターの素材には陶器や人工大理石など耐久性のあるものが多く使われます。
埋め込みタイプ(アンダーカウンター型)
埋め込みタイプはその名のとおり、ボウルがカウンターに埋め込まれているデザインで、「アンダーカウンター型」とも呼ばれます。ボウルが完全に埋め込まれたタイプと、一部を見せる半埋め込みタイプの2通りがあります。
大きめのボウルを設置しても圧迫感がなく、すっきりとスタイリッシュな見た目になります。またベッセルタイプよりも凸凹が少なく、お手入れしやすいこともメリットです。しかしカウンターに厚みが出るため、収納スペースが減ってしまう点には注意が必要です。
造作洗面台でおしゃれなトイレ空間に
今回は、造作洗面台のボウルタイプの選び方についてご紹介しました。飲食店のトイレ空間は、清潔であることは大前提として、おしゃれな雰囲気であることも重要です。ホテルのような造作洗面台なら、サイズやデザインを細かく調整できるため、飲食店のテイストに合ったトイレ空間を実現できます。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。