COLUMNコラム
「食券」導入のメリットとは?どこに人員を割くかという問題
食券制の導入は便利なのか?
ラーメン屋、定食系のお店などでは食券機を導入するいわゆる「食券制」の場所が多いと言えます。
食券機を導入している店舗の多くは「便利だから」という理由でしょう。しかし、食券機にもメリットとデメリットがあります。今回はメリットとデメリットをそれぞれ見てみましょう。
まずはメリットからです。
「食券制」のメリット
人件費削減
食券機を導入することで、ホールの注文を取るスタッフの数を減らすことができるので、単純に人件費の削減になります。
飲食店において、一番コストがかかると言われている人件費を削ることができるのは非常に大きなメリットがあります。
オーダーミスの削減
人が注文を取る以上必ず「オーダーミス」というものは発生します。
しかし、機械の導入によりオーダーミスをほぼなくすことができます。
これは飲食店において非常に大きなメリットと言えるでしょう。
会計ミスの削減
オーダーミスのみならず会計においてのミスも減らすことができます。
ラーメン店などを想定すると、昼時の忙しい時など、会計もバタバタしてしまい間違えてしまう可能性もあるかもしれませんが、食券機を使えばお釣り間違いなどの心配もなくなります。
それも一つ大きなメリットとなるでしょう。
衛生面の向上
実は「お金」はあまり衛生的ではありません。特に「小銭」は多くの人間の手に触れているため、雑菌が繁殖しています。
そのため、触った後に手を洗わずに他の作業に移るのは衛生的によくありません。
食券機を導入すればそんな心配も必要ありません。
食券制のデメリット
食券制のメリットがたくさんあることはわかりましたが食券制のデメリットに関してもないわけではありません。
お客様とスタッフのコミュニケーションがなくなる
飲食店において、スタッフのコミュニケーションやおもてなしというものは一つの重要なサービスでもあるのですが、それが無くなってしまします。
会話がなくなるので、親しみやすさというものが無くなってしまうのです。
お客様の評価対象が提供される食事のみになってしまうため、接客サービスなど他の要素で差別化を図ることが難しくなってしまいます。
競争の激しい昨今の飲食業界では、これも1つのデメリットとなってしまうかもしれません。
食券を買うために並んでしまう。
また、食券を買うために並ぶ必要があり、スムーズに食券の購入が進まないことがあります。
また、いざ自分の番が回ってきたとしても、「後ろの人を待たせている」という感覚になってしまうため、メニューの選択に十分な時間が取れず、お客様のストレスにもつながります。
全ては飲食店の回し方に帰着する
上記のように食券導入に関しては、賛否両論、メリットデメリットがあります。
結局、全ては飲食店の回し方に帰着するといえるでしょう。
私たちクリアデザインでは店舗デザインの観点から「飲食店の回し方」に関して、理想的なものを提供可能です。
明確なコンセプトをお持ち、もしくはお持ちでないオーナー様も是非一度、クリアデザインまでご相談ください。