COLUMNコラム
宴会の集客。選ばれやすい飲食店の特徴
宴会に選ばれる飲食店の特徴
宴会の幹事を担当する方は、宴会に使用する飲食店を選ぶ際、職場などからアクセスがしやすい複数の店舗を比較検討するのが一般的とされています。そのため、忙しい幹事の方に対して率直にわかりやすくアピールすることが欠かせません。宴会の集客には、以下の3つのポイントを押さえることが大切だといわれています。
1. 具体的なニーズに合わせたコースを用意する
2. メニュー内容を画像とともに具体的に提示する
3. PRの徹底とキャンセルを防ぐための工夫を
宴会プランやコースについて、たとえば「<宴会・飲み会>お一人さま2,980円」という具合にざっくりとしたネーミングと一人当たりの料金だけが提示されていることがありますが、これでは幹事さんに十分にアピールすることができません。「お肉中心でボリューム満点!新入社員歓迎会コース」「ゆっくり同窓会3時間飲放題コース」「ケーキ付き誕生日サプライズコース」「献杯付き法事コース」など、特定のイベントに特化したコースを用意することで、選ばれやすくなるといわれています。
ちなみにある調査によると、歓送迎会で想定される予算は、3,000円から4,000円未満という方がもっとも多く、5,000円から6,000円未満がそれに続きます(「HOT PEPPER グルメ 外食総研」株式会社リクルートライフスタイル2019年)。
メニュー内容を画像とともに具体的に提示することも重要です。テキストと料金だけではコースの魅力を連想しにくいため、焼肉ならお肉の画像、女性をターゲットしたコースであれば、野菜やヘルシーな鍋など、メニューを網羅していなくても、せめて集客力の高い商品だけでも画像があるのが理想的といえます。
コースの存在を知ってもらうためにも、PRの徹底は欠かせません。店頭やホームページ上で告知したり、チラシを配布したりするだけでなく、近隣の企業などメインターゲットとなるお客様への直接営業が集客に大きく影響します。
飲食店ではこのところ直前のキャンセルや無断キャンセルが問題となっています。お客様が来店して初めて収益となるわけですから、事前に確認の連絡を入れることも集客の一部と考えるのがよいでしょう。とくに週末や祝前日などのキャンセルは大きな損害となってしまうため注意が必要です。
宴会の定義を見直し、集客に最適な空間デザインを
最近は宴会も様変わりしてきており、ランチタイムに行うケースや、子連れ客を対象とした宴会プランを提供する店舗も増えてきています。そのため、たとえば、入口が小さかったり、エントランスホールが狭かったりすると、ベビーカーを利用するお客様が利用しづらい傾向があります。メインターゲットとする客層に合わせた空間デザインが求められるといえるでしょう。
店舗とお客様とが協力して場を作り上げるという視点を
宴会やパーティーは、店舗が幹事様に対して一方的に提案・提供するものではなく、両者が協力して作り上げるものです。いつかまた利用したいと思えるような記憶に残るイベントとするためには、その場に集う人の思いへの目配りが欠かせません。クリアデザインでは、「人間中心設計」をテーマに、宴会やパーティーなど、店舗のコンセプトに応じて集客に最適な空間デザインをご提案しています。新店舗出店をお考えのオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。