COLUMNコラム

「照度」や「色温度」の基本のき。飲食店の雰囲気を照明で変える

料理を美味しく見せる「照明」の力

飲食店に欠かせない設備の一つが照明になります。
例えば見通しがよく、店内が明るい店はお客様にとって入りやすい印象を与えることができますし、あえて店内を暗くすることでバーなどでは落ち着いた雰囲気を演出することができます。
また、照明の力によって、料理が美味しく見える、まずく見えるという状況さえ出てきます。
この様に照明について考えることは店舗設計において非常に重要となります。

  • 白熱灯・蛍光灯・LEDなどの特徴

照明とひとえに言っても色々な種類の照明がありますが、代表的なもので一番扱いやすいものと言えば「白熱電球」と言えるでしょう。
コストとして一番安価ですが、熱を持ちやすく、割れやすいという特徴があるので、お客様の手の届く位置に配置しないようにする必要があると言えるでしょう。

蛍光灯はコンビニやスーパーなどでも採用されている照度が非常に強い照明です。
ただしその反面、温かみのある光というよりは人工的な感じがしてしまうのが欠点ともいえるでしょう。

今ではしっかり定着している感じがありますが、一番最先端の照明がLED電球と言えるでしょう。
長いものは約10年ほど長持ちして節電に効果的と言われており、ランニングコストを合計して考えると一番割安と言っても過言ではないでしょう。
10年というと、ほぼ取り替えなども不要となるので、その点の管理も安心となりますが、照度の面で明るさが足りないと思われる方もいるみたいです。

種類だけではない?飲食店の雰囲気に関わる「色温度」と「照度」

照明というと考えてしまいがちなのが、上に挙げたような照明の種類ですが、飲食店の展開を考える時に雰囲気づくりに欠かせないのが、色温度と照度です。

色温度

色温度はつまり簡単に言えば色の種類で、色温度が低いものは赤やオレンジ、色温度の高いものは青色となります。
色温度の低いものを使えば、店全体に温かみが出ますし、高いものを使えば落ち着いた雰囲気を演出することが可能です。
このように照明の色温度によってお客様にもたらす心理的な効果があるのです。

照度

照度は簡単に言えば「照明の明るさ」になりますが、飲食店など商業施設における明るさは日本工業規格(JIS)で基準が決められています。
レストランにおいては廊下は100ルクス、階段は150ルクス、厨房や食卓は500ルクスを下回らないよう維持するのが望ましいとされています。
いずれにしても、お客様の目の負担とならないように考えたいものです。

店の雰囲気づくりに欠かせないポイントをしっかり抑える

店の雰囲気作りにおいて、上記のように色温度や照度をまず考えることが店の雰囲気作りに欠かせないポイントとなるでしょう。

クリアデザインではオーナー様の希望のコンセプトに従いながら、それに一貫したデザインを実現していく手助けをしています。

新店舗出店をお考えのオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。