COLUMNコラム
セルフオーダーシステムのメリット・デメリット
昨今増えてきているセルフオーダーのお店
飲食店において一番コストがかかるもの、それは「人件費」です。
なるべく人件費を節約して利益をあげたいと思う経営者様にとってはここが一番悩ましい問題となってくるでしょう。
このような事実から、昨今増えてきているのがタブレット端末などを用いて、お客様自身によるセルフオーダー形式です。
もちろんセルフオーダーにすれば様々な面でメリットがありそうですが、逆に問題点もしっかりと考えるべきでしょう。
メリット
- スタッフのコスト削減
まず一番のメリットとなるのが人件費の削減です。
注文を取るウエイターを雇う必要がなくなるか、最小限に抑えることができるので、人件費を大幅に抑えることが可能となります。
セルフオーダーを考えるオーナー様もまずここを考えて導入をすると言う方が多いようです。
- インバウンド対応が可能
また、デジタル化により、他言語対応が可能なため、マルチリンガル人材を雇わなくても海外からのお客様へのスムーズな対応が可能です。
来る2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客の数も年々増え続けていますので、ここをターゲットとできるのもセルフオーダーの利点といえるでしょう。
- デジタルでの宣伝が可能に
デジタルならではのコンテンツを作り、そこにPR画像や動画を表示できるので、宣伝、集客も従来とは一味違ったルートで可能となります。
デメリット
- スタッフとのコミュニケーションが減少
デメリットとしては、セルフでオーダーをしてしまうため、店舗スタッフとの生身のコミュニケーションが減ってしまう点です。
スタッフとのコミュニケーションはお店のカラーを出すことの一つでもあるのですが、その機会が減ってしまうのはデメリットと言えます。
- 客単価減少の可能性
上のコミュニケーションの減少ともつながるのですが、生身の心のこもったサービスというのが難しくなるので、その分、客単価というものを下げなければ、お客様が来てくれなくなる可能性があります。
- 機械トラブル
加えて、機械トラブルが起こると、全く店舗として機能不全に陥ってしまう点も大きなデメリットと言えるでしょう。
コンセプトや店舗の大きさと要相談
お店の扱う料理やコンセプトによってはこのオーダー形式が適切でない場合もあります。
例えば、フレンチレストラン、高級志向のお店などがセルフオーダーになってしまえば、雰囲気として適切でないことは容易に想像できるでしょう。
また店舗の大きさによっては、セルフオーダーを導入するまでもなく、スタッフのみで事足りる場合もあります。
「将来どう店舗を広げていきたいか」ということが、セルフオーダーを導入するかどうかの良い検討材料となるでしょう。
私たちクリアデザインは人間中心設計を得意としており、オーナー様のコンセプトに基づき理想的な店舗の実現の手助けをしております。
店舗の大きさを迷っていたり、セルフオーダーの導入などを考えているオーナー様は是非一度、クリアデザインまでご相談ください。