COLUMNコラム
「独自性」をアピール!差別化を図るポイントとは?
厳しい飲食店業界を生き抜くためには?
飲食店は、個人でも開業しやすいといわれます。確かに小売業などと比べると原価率が低く粗利益が高くなる傾向がありますが、立地条件の良い物件は賃料が高額となるため、長く継続するためには計画的な運営が必須です。実際、帝国データバンクによると、2018年度の飲食店の倒産(負債1000万円以上)および休廃業・解散計は1180件と過去最多を更新。倒産は657件で前年度に比べて若干減っているものの、休廃業・解散は523件で前年度比30.4%増となっています。人手不足や消費増税など課題も多く、飲食店を取り巻く環境が厳しくなるなか、店舗を選んでもらうためには差別化を図り「独自性」をアピールすることが欠かせません。
問われるのは「独自性」。強みをアピールするには?
飲食店の形態が多様化してきたことで、たとえば美味しくて安いだけではお客様を呼びこむことができず、他店との差別化するための圧倒的な「独自性」が求められるようになってきました。
飲食店が「独自性」をアピールする方法はさまざまですが、どんな施策を打ち出すにしても、重要なのは差別化のためのコンセプトです。好みや思いつきなど主観的な視点だけでは、その効果は限定的なものとなってしまいます。
具体的にいえば、市場や顧客の分析、ライバルの調査を徹底したうえで、自店の強みが何かを洗い出し、最大限に活かしていくことが重要になるといえるでしょう。
店舗の強みは、創造性の高い料理かもしれませんし、調理技術の高さやメニューの充実度かもしれません。ほかにも、SNS映えする繊細で美しい盛り付けがセールスポイントになることもありますし、他店にはない独自の仕入れルートを持っていることやブランド力が強みになることもあります。顧客のニーズやライバル店の動向などを鑑みながら、明確な差別化コンセプトをじっくりと練り上げることで、「独自性」が見えてくるはずです。
店舗の「独自性」はお客様に提供する料理ばかりとは限りません。たとえば、業種や業態に適した内装デザインによってお客様に質の高い時間・経験を提供することも、店舗にとって強みとなり、差別化手段となります。
照明一つ取り上げても、ゆったり過ごせる高級感のある空間を演出するには間接照明が効果的ですし、会話が弾むにぎわいに満ちた空間づくりを目指すのであれば、明るく色温度が高い照明プランが最適です。料理だけでなく内装やサービスなどあらゆる要素を考え合せながら店舗の「独自性」を打ち出すことが重要といえるでしょう。
店舗の最適化で「独自性」をトータルにアピール
適切な内装デザインは店舗の種類や形態、立地条件などによって異なるため、最大公約数的な正解はありません。クリアデザインでは、店舗にとって「独自性」の材料となるような最適な内装デザインをコンセプトからご提案します。新店舗出店をお考えのオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。