COLUMNコラム
飲食店がプラスチック削減するには?できることから始めよう
安くて使い勝手が良いプラスチックは、身の回りのさまざまな場面に使われています。もはや私たちの生活には欠かせない存在になっているプラスチックですが、自然環境や生態系に悪影響をもたらすデメリットもあるんです。今回は、飲食店がプラスチック削減するための具体策についてご紹介します。
紙製・木製食器を使用する
ストローやフォーク、スプーン、テイクアウト用の食器など……これまでプラスチック製品を使用していたものを、紙製・木製食器に代替しましょう。紙や木はプラスチックと異なり自然分解されるため、最終的には土の中の有機物へと戻ります。また木は循環型資源であり、木を伐採して消費しても、同時に苗木を植えて育てることで、再び木材資源として生産されます。二酸化炭素を吸収してほかの生物を守る役割もあり、環境にやさしい資源です。
マイ食器を歓迎する
マイスプーン、マイ箸、マイストロー、マイボトルなどの「マイ食器」を歓迎する取り組みもおすすめです。お客様にマイ食器を持ってきていただくことで、プラスチックごみを削減し、かつ飲食店側のコスト削減にもつながります。「マイ食器を持ってくると割引」「ポイントカードのポイントを2倍に」などのサービスを行うのもひとつの手です。
必要・不要の意思確認
プラスチック製のストローやカラトリーを必ず提供していると、使わないお客様にとってはゴミになってしまいます。必要・不要の意思確認を徹底することで、必要以上のプラスチックの消費を減らせます。提供を辞退したお客様にはポイントを還元したり割引したりするサービスも効果的です。確認をスムーズにするためには、ボードに必要か否かのイラストや文字を記載した「コミュニケーションボード」を活用すると良いでしょう。
プラスチックごみを削減して環境にやさしい飲食店に
今回は、飲食店がプラスチック削減するための具体策についてご紹介しました。2022年4月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、飲食店業界でも脱プラスチックを目指す動きが加速しています。プラスチックごみを削減することで、お店のイメージアップや無駄なコスト削減などにつながるメリットもあります。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。