COLUMNコラム
自然光がたっぷり入る飲食店づくりのポイント
お客様に心地良い空間で食事を楽しんでもらうには、明るく開放的な店内にしたいですよね。照明で明るくするのもひとつの手ですが、自然光だと柔らかく温かな光になり、より心地良く感じられます。では、自然光がたっぷり取り込むにはどうしたら良いのでしょうか。今回は、自然光を活かす飲食店づくりのポイントについてご紹介します。
窓を使って自然光を取り入れる
効率的に自然光を取り入れるには、窓のプランがとても重要です。どの向きに、どんな大きさの窓を設置するかによって、室内に入ってくる光量は大きく異なります。たとえば東向きは午前中に多くの光が差し込み、西向きは昼過ぎから光が差し込みます。南向きは季節問わず日差しを取り込むことができ、北向きは1日を通してあまり光が差し込みません。
より効率的に光を取り込むなら、天窓や高窓がおすすめです。建物の屋根(天井)近くに取り付けられた天窓は、一般の壁面の窓に比べ、なんと3倍もの採光効果があるとされています。部屋の天井近くにつける高窓は、窓のサイズが小さくても一気に空間を明るくしてくれます。天窓よりも低コストかつメンテナンスの手間も省けて、気軽に設置できる点もポイントです。
吹き抜けをつくる
吹き抜けとは、1階から2階、もしくはそれ以上の階にまたがり天井や床がなく、連続した空間を指します。天井近くに窓を取り付けると、高い位置から空間全体に自然光を取り込むことができるため、開放的で明るい空間になります。
内装を明るい色にする
室内を明るくするなら、内装に明るい色を選ぶことも効果的です。明るい色は光を反射しやすいため、窓から入った自然光を反射して空間全体を明るくしてくれます。壁紙や床の色、大きな面積の家具など、白っぽく明るい色をメインにしましょう。インテリアに統一感が生まれ、おしゃれな雰囲気にもなります。
自然光で明るく心地良い飲食店に
今回は、自然光を活かす飲食店づくりのポイントについてご紹介しました。自然光を最大限に活用することで、心地良く快適な空間になります。窓や吹き抜けだけでなく、内観の色も重要なポイントです。
クリアデザインは、設計から施工までを一貫して請け負う店舗設計事務所です。「人間中心設計」をコンセプトに、オーナー様の夢やこだわりを叶えつつも、飲食店としても機能性や社会性なども兼ね備えた設計プランをご提案しています。無料でご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。