COLUMNコラム

飲食店の収納計画|バックヤードを使いやすくする設計のコツ

飲食店の店舗づくりでは、客席や厨房のデザインに目が向きがちですが、開業後に「もっと考えておけばよかった」という声が多いのが「収納」です。

食材や食器、容器、清掃用品など、飲食店で扱う物は想像以上に多くあります。収納が足りないと、通路や作業台に物があふれ、作業効率や衛生面にも影響します。

この記事では、飲食店で必要になる収納と、バックヤードを使いやすくするための設計のコツをご紹介します。

これから飲食店を開業されるオーナー様は、ぜひご参考ください。

収納不足が飲食店に与える影響

収納が不足している店舗では、さまざまな問題が起こりやすくなります。

通路に段ボールが置かれるとスタッフの動きが妨げられ、作業台に物が置かれると調理スペースが狭くなります。また、物の置き場が定まっていないと在庫を把握しにくくなり、同じ食材を重複して発注したり、使い忘れて廃棄したりする原因にもなります。

客席から物が見えてしまうと、お店の印象にも影響してしまいます。

飲食店で必要になる収納

収納計画を立てる前に、まずは何をどれくらいしまう必要があるのかを洗い出してみましょう。

  • 食材(常温・冷蔵・冷凍)
  • 食器や調理器具
  • テイクアウト容器や紙ナプキンなどの消耗品
  • 清掃用品や洗剤
  • スタッフの制服や私物
  • 書類や季節の飾りつけなどの備品

業態やメニュー、仕入れの頻度によって必要な量は変わるため、実際の営業をイメージしながら検討することが大切です。

使いやすい収納計画のポイント

収納は量だけでなく、どこに、どのように配置するかも大切です。

使う場所の近くに収納する

食器は盛り付け場所の近くに、調理器具はコンロの近くに、テイクアウト容器は梱包作業の近くにというように、使う場所の近くに収納を設けると、スタッフの動きに無駄がなくなります。

在庫を把握しやすい収納にする

食材や消耗品は、扉を開けたときに中身がひと目で分かる収納にすると、在庫の確認がしやすくなります。

先に仕入れたものから使えるように、出し入れの順番を意識した棚の配置にしておくことも、食材ロスの削減につながります。

清掃用品と食材の収納を分ける

洗剤や清掃道具は、食材や食器とは分けて収納することが大切です。

清掃用品の置き場が決まっていないと、厨房の片隅に置かれがちになります。設計段階で専用の置き場を確保しておきましょう。

スタッフのスペースも確保する

制服に着替える場所や私物を置く場所がないと、スタッフは落ち着いて働くことができません。

小さなロッカーや更衣スペースでも、あるとないとでは働きやすさが大きく変わります。

将来の増加分も見込んでおく

開業後にメニューが増えたり、テイクアウトを始めたりすると、収納したい物は自然と増えていきます。

開業時の収納量に少し余裕を持たせておくと、後から困ることが少なくなります。

まとめ

飲食店の収納計画は、スタッフの作業効率や衛生管理、食材ロスの削減、お店の印象にも関わる大切な計画です。必要な収納を洗い出し、使う場所の近くに配置し、在庫を把握しやすく、将来の変化にも対応できるようにしておくことで、日々の営業がスムーズになります。

店舗設計のクリアデザインは、東京渋谷区を拠点におく設計事務所として、スタッフ目線の動線や収納まで考えた店舗設計をご提案しています。開業後も長く使いやすい飲食店づくりをサポートいたします。

無料でご相談も承っておりますので、店舗設計に強い設計事務所をお探しのオーナー様は、ぜひ一度クリアデザインまでご相談ください。