COLUMNコラム
飲食店にWi-Fiを導入するメリットと選ぶ基準を紹介
近年は国民の8割以上にスマホやタブレットが普及したことに加え、youtubeなどの動画コンテンツの人気の増加、カフェで仕事をするフリーランスが増えました。
こうしたお客様の共通点は、飲食店にWi-Fiを求めている、という点です。
ことカフェに関しては、Wi-Fiがあるか否かでお店選びをしている人が増えています。
ネットでは「カフェ Wi-Fi」と検索すると、Wi-Fiが使えるお店をまとめたサイトがたくさん出てきます。
Wi-Fiがないよりも使わずともあった方が、お客様にとっては都合がいい場面は多いのです。
Wi-Fiは外国人の方にも強く訴求できます。
日本でのネット環境に不慣れでも、Wi-Fiがあればすぐにネットが使えるからです。
Wi-Fiを導入するだけで、引き込めるお客様がグっと増える可能性があります。
そこで当記事では、Wi-Fiを導入して、さらに集客をしたいと検討されている方に向けて、
・飲食店にWi-Fiを導入するメリットが大きくなっている
・飲食店にWi-Fiを導入する際に選ぶ基準
・顧客満足度の向上を空間設計から
以上の3つをテーマにWi-Fi導入の魅力を解説します。
飲食店にWi-Fiを導入するメリットが大きくなっている
冒頭で先述したように、外出先でもネットを多用することから、Wi-Fiの使える環境に需要が高まっています。
当記事をご覧になっている方も、頻繁にネットを使われているかと思います。
実際に、外出した際にWi-Fiを利用したこともあるのではないでしょうか。
現代のカフェの利用者は、長時間滞在する人が増えています。
カフェで仕事や作業をしたり、映画やyoutubeでの動画を楽しんだりと、カフェでの過ごし方が変化してきたのです。
長時間滞在の是非についてここで触れることはしませんが、実際にWi-Fiがあるか否かでお店を選ぶお客様は確実に増えています。
最近では、お店の入り口や看板に、電源やWi-Fiがあることアピールポイントとして明記しているところも見かけます。
こうした現象も、Wi-Fiの普及により見られるようになったことの一つです。
飲食店にWi-Fiを導入する際に選ぶ基準
実際にWi-Fiを導入する手順や工期、選ぶ際の基準を説明します。
初めに、Wi-Fiの導入の流れ、掛かる工期は以下の通りです。
①導入したいWi-Fiの会社を選び、問い合わせ、決める
②会社からWi-Fi利用に必要なIDや情報、端末が送られてくる
③端末を設置し、利用できるか確認。
※設置工事を行ってくれる会社もありますが、設置はご自身で簡単にできるかと思います。
以上が導入までの主な流れとなり、依頼してから設置までは1週間前後の工期を必要とする場合が多いです。
月額の利用料金は、500円のものから5万円ほどの本格的なものまでピンキリです。
同時接続台数や、通信速度などをお店の規模と照らし合わせながら決めていきます。
Wi-Fiを選ぶ際の基準は、以下の3点を参考にされてみてください。
①Wi-Fiルーターの種類
②同時接続台数
③セキュリティ
Wi-Fiルーターの種類
Wi-Fiルーターとは、Wi-Fiを使うために必要な中継機です。
飲食店にWi-Fiを通す場合は、このWi-Fiルーターを設置することになります。
ルーターを選ぶ際に、詳細説明に目を向けると「IEEE」から始まる文字列があり、この文字列の後にさらに「802.11a」や「802.11b」と続きます。
これらの違いは、ルーターの性能に関わっており、表しているのは通信速度や周波数の違いです。
しかし、多くの方はルーターの違いなどに疎く、決めることも面倒かと思います。
そのため、検討・依頼する際は、
・飲食店で理由する旨
・壁や個室など電波を遮る要素の有無
・通信速度は速いのか、遅いのか
以上3点を軸に、担当者に選んでもらう方法がおすすめです。
可能であれば、実際に店舗を見てもらい、選んでもらいましょう。
同時接続台数
ルーターは性能によって、同時にWi-Fiを利用できる端末の数に違いがあります。
より多くの端末を接続できる程、性能が良いといえるでしょう。
業務用Wi-Fiルーターでの接続可能台数は50~200台と様々です。
選ぶ基準はシンプルに、客席数の上限で良いでしょう。
30席のお店で、200台接続可能な規模のルーターは必要ありません。
セキュリティ
お客様が安全にネット環境を利用できるよう、セキュリティ面にも配慮しましょう。
現在、Wi-Fiルーターにおけるセキュリティは3種類あります。
機能が高い順に「WPA3」→「WPA2」→「WPA」となっています。
現時点では2018年に開発されたばかりの「WPA3」が最も安全性が高いものです。
ルーターを選ぶ際は詳細を確認し、どの規格に該当しているのか確認してみてください。
顧客満足度の向上を空間設計から
Wi-Fiを導入することが一般的となりつつある現代ですが、あえてWi-Fiを導入しないという選択もお店のコンセプトを際立たせるものになります。
パソコンやスマホを忘れて、非日常をゆっくりと楽しんで欲しいなどがそれにあたります。
とはいえ、Wi-Fiがあることで来店されるお客様がいることも事実です。
今後、新規出店や自店舗の計画などがある場合は、現代の流れを汲んだ内装や空間設計を検討されるはずです。
その際、非日常感の提供や、長時間滞在を防ぐなどの施策を、空間設計の視点からアプローチしてみてはいかがでしょうか。
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