COLUMNコラム
顧客満足度の向上を考えるときに実は目を向けないといけない存在とは?
お店を支えてくれる存在に目を向ける
飲食店だったら顧客に良いサービスを提供して、顧客満足度を考えるのは当たり前のことと言えるでしょう。
しかし、一方で従業員の存在に目を向けてみることで得られる発見もあります。
「顧客満足度」と同様、「従業員満足度」という言葉もあります。
これはES(=Employee Satisfaction)とも呼ばれており、他でもなく、「従業員がその店や労働に満足しているかどうか」です。
多店舗経営をしていくにあたり、今まで曖昧な体制でやっていた人はこの「従業員満足度」についても今後、注意していく必要があるでしょう。
従業員満足度を高めるメリットの明確化
しかし、「従業員満足度」に注意が必要な理由は何なのでしょうか。
従業員満足度を高めるメリットを紹介していきます。
生産性の向上
従業員満足度を上げると、従業員が楽しく、情熱を持って、一生懸命仕事に取り組んでくれるため必然的に生産性が向上します。
また、生産性があがり、従業員がスムーズに働けるようになったのなら、従業員の作業ストレスも減り、残業なども減り、結果的にさらに従業員満足度を高めることにつながります。
離職率の低下
従業員が満足しながら働いていくことで、「辞めたい」と思う従業員も当然少なくなっていきます。
つまり、それは離職率の低下につながります。
人件費などのコストダウンが実現
離職率の低下は人件費のコストダウンにもつながります。
人が一人やめてしまうと、また採用のための広告を出さなければなりませんし、そのための教育により多くの時間を費やさなければなりません。
そのリスクを回避することが出来るということは、人件費などのコストダウンも可能となるのです。
顧客満足度の向上
従業員満足度をあげれば、従業員が仕事に活き活きと取り組むため、顧客に対しても印象やサービスがよくなり、顧客満足度の向上にダイレクトに影響します。
従業員満足度を高めるために、飲食店での取り組みとしてできるのは、例えば、評価制度の導入などです。
例えば多店舗経営するにあたり、ポジションが複数生まれるので、ポジションごとにランクを与えて、給料などの待遇改善に繋げていくことも従業員満足度を高めるために必要と言えるでしょう。
従業員満足度を向上させるデザイン
従業員満足度を向上することは結果的に顧客満足度の向上に繋がっていきます。
つまり、従業員満足度を高めることは飲食店にとって欠かせないものなのです。
そんな従業員満足度を高める方法は上で少し触れた評価制度など様々なものが考えられますが、一つの方法として店舗設計もそれに関連してくると言えます。
従業員が動きやすいお店を作るためには、店内の従業員の動線も考えていかねばなりません。
飲食店において「2種類の動線設計」を考える重要性もあるでしょう。
これに関して、詳しくはこちらの記事をご参照ください。